松玉のデュアルライフ日記

芸術家の居候がつづるデュアルライフ日記

社会の哲学

『エクソシスト』って哲学的にも価値ある作品だよね

この前報道で、俳優のマックス・フォン・シドーが亡くなったことを知った。彼の出演作に『エクソシスト』があって観てみようかと思って借りてきた。 エクソシスト ディレクターズカット版 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video たぶん『エクソ…

ネオサピエンス

ネオサピエンス 回避型人類の登場 作者:岡田 尊司 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/11/21 メディア: 単行本 『ネオサピエンス』を読み終わった。 非常に興味深い内容だった。なぜなら自分は明らかにネオサピエンスだからだ。 ネオサピエンスという言…

ジョーカーとマルクスはコインの表と裏だなと思った

ジョーカー(字幕版) 発売日: 2019/12/06 メディア: Prime Video ゲオに行ったら『ジョーカー』が置いてあったので借りてきた。 はてなブログを含めて去年の映画界で大きな話題を作った作品だったのでずっと気になっていた。 昨日さっそく観たのだが、やっぱ…

ドリームハックする時代

昨日は変な夢を見た。 映画マトリックスみたいな夢。 高所にある高速道路の上から僕は飛び降りた。ものすごい風圧を受けながら僕は落下する。地面に激突し地面が波打つが、僕は無傷だった。そのまま僕は地下鉄の駅のような空間へ急ぐ。そこで僕は仲間ととも…

むしろ結婚は経済合理的で、恋愛が経済不合理なのだ

p-shirokuma.hatenadiary.com シロクマの屑籠さんのブログ記事を読んだ。 とても面白かった。なんか、内田樹の文章を読んでいるような感覚になった。 この記事では、若者が恋愛も結婚もしなくなったのは、経済的に不合理だからと書かれている。資本主義のロ…

100万円で家を買い、週3日働く

100万円で家を買い、週3日働く (光文社新書) 作者: 三浦展 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/10/16 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 100万円で家を買い、週3日働くというのは羨ましいライフスタイルだよなぁと思うが、他の人はどうなんでし…

京大的アホがなぜ必要か―カオスな世界の生存戦略

京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略 (集英社新書) 作者: 酒井敏 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/03/15 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 前々から読みたかった本。やっと読み終える。 京大的アホというのは、傍から見たら非常…

街もシェアしよう! ― デュアルライフの提案

定着しつつあるシェアの文化 サービスやモノをシェアする文化が定着しつつある。 車なんかはそれが顕著で、所有するものからシェアするものへとなりつつある。配車サービスを利用して、自分が必要なときにだけ車を利用するのが当たり前になる時代が訪れるだ…

多様性を守ることの大切さをカメムシから学ぶ

僕が居候している芸術家は山に小屋を持っていて、僕はときどきそこに泊まって寝起きする。 その小屋は山の中にあるということもあって、大量のカメムシが発生する。もう尋常ではないくらい、ぶんぶん飛び回っている。 僕はほうきを使って大量のカメムシを外…

仕事を自己成長の場ととらえる若者が増えたのはどうしてなのか?

最近ヤマト運輸の若い従業員に、自宅にある重い荷物を集荷しにきてもらった。 一人で持つには重い荷物だったので手伝おうとすると、「大丈夫ですよ、一人で持てますから」と言った。 「でもこれ重いですよ」と心配したら、 「いや、これも筋トレなんで」と返…

「働いたら負けかなと思ってる」というニートの名言

週刊文春オンラインの記事でこういうのがあった。 headlines.yahoo.co.jp 今から15年前、テレビ局が取材したニートの「働いたら負けかなと思ってる」という言葉が話題になった。 当時、日本国憲法にある勤労の義務を真っ向から否定する言葉として、この発…

AIとBIはいかに人間を変えるのか

AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book) 作者: 波頭亮 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る AIとBIはいかに人間を変えるのか。 AIとは人工知能のこと。 BIとはベーシックインカムのこ…

バカンス中のフランス人が発狂しないのはどうしてなのか

1 日本人の多くは長期休暇を歓迎していない 今年のGWは10連休なので喜んでいる人も多いのではないだろうか? しかしどうやらそうでもない人もけっこう多いようだ。 昨日スマートニュースを見ていたら、GWに10連休していたら生活が苦しくなるので、GW中にで…

僕がオウム真理教に興味を持つ理由

地下鉄サリン事件などオウム真理教による一連の事件が起こったころ、僕は幼かったのでそれがどれだけの事件だったのか記憶にない。 大学生になって物事について考えはじめたころ、何となくオウム真理教について調べ始めたのを覚えている。なぜかは分からない…

脱構築ビジネス

僕はCrowdWorksで副業している。 CrowdWorksではいろいろな仕事・案件が掲載されていて、ウェブサイトの企画や記事作成、簡単なものではアンケートに答えるだけというのもある。 僕は初心者なので簡単なものから始めていて、一日一通送られてくるメールに感…

AKB商法を国政選挙に導入してみればどうか

日本では選挙に行く人が少ない。 これは問題だと思うが、かく言う僕も行ったり行かなかったりする。 政治に関わるもっとも身近な手段として投票があるのだが、 「行ったって政治が変わることはない」 「たかだか一票だし・・・」 と思っている。 日本の政治…

運動しなければならない進化上の理由

【テーマ】人間の身体は運動しなければならないよう進化したのに、逆に運動しなく なっているという皮肉について 日経サイエンス2019年4月号 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2019/02/25 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 今月の日経…

国家と人間の弁証法

【テーマ】人間のために存在するはずの国家なのに、国家のために人間が存在している ように思われるのはどうしてなのか こんばんは。 昨日はプラトンの『プロタゴラス』をもとに、人間とはどのような存在なのか、国家はどうして生まれたのか考えました。 mat…

国家はどうして生まれたのか

昨日は国家=檻と仮定して、個人と国家の関係を考えてみました。 今日はなぜ国家が生まれたのか、プラトンの『プロタゴラス』をもとに書いてみようと思います。 1 人間はどのような存在なのか プラトンの作品に『プロタゴラス』があります。 プロタゴラスは…

国家=檻だと仮定してみる

国家=檻だと仮定します。 この檻について、動物園の檻をイメージしてもらってもいいし、刑務所の檻でもいいです。 哲学や思想に詳しい人なら、マックス・ウェーバーの「鋼鉄の檻」でもいいし、ミシェル・フーコーの「監獄」でもいいです。 国家=檻とみなす…

ぼくたちはどうして忙しいのか⑤

①~④までは消費者の視点から書いていたが、今回は労働者の視点から書いてみようと思う。 経済学者ケインズは、技術の進歩によって機械が人間の労働を代替し、労働は一日三時間程度になると述べた。 だけど実際にはそうなっていない。みんな朝から夜まで働い…

高学歴ニートに未来はあるか?

今日から僕はニートになりました。 ニートとは、学校にも通わず、就職もしない15~34歳の人のことです。 高学歴を大卒と定義すれば、僕は高学歴ニートになります。 たまに未来が不安になります。だけど、基本的には「まぁなんとかなるやろ」と思っています。…

どうしてお金の奴隷になるのか

以前、どうして忙しいのか考えた際に、お金の奴隷になっているからだということを書いた。matsudama.hatenablog.com では、なぜぼくたちはお金の奴隷になってしまったのか? 今日はそれについて考えてみたい。 はじめに結論を書いておくと、分業するからであ…

どうして炎上が起こるのか ~群衆が魔物に変わるとき~

炎上がよく起こる。 炎上とは、不祥事とか暴言をツイッターなどに載せた結果、数多くの人から批判が相次いでよせられ収拾がつかなくなること。 最近では、ラーメン店の店長が、記念撮影に応じた芸人のたむけんを罵倒し、非難が殺到した。 他には、アルバイト…

結局AIは敵なのか、味方なのか

ここ数年で、AI(人工知能)は小学生でも知っているくらい当たり前のものになった。AIは人間の知能を超えるとか、将棋や囲碁では人間を超えたとか、新聞やテレビをいろいろとにぎわせている。 議論になるとだいたい、AIは人間にとって脅威になるのか、あるい…

ぼくたちはどうして忙しいのか④

前回は、現代の生活スタイルが忙しい理由だと述べた。 matsudama.hatenablog.com 僕は「忙」という漢字の成り立ちを知らないが、「忙」という漢字をじーっと見ているとあることに気づく。「忙」の部首は「忄(りっしんべん)」で「心」を表す。「忄(りっしんべ…

ぼくたちはどうして忙しいのか③

ネコが人間に飼われているのではなく、むしろ人間がネコに飼われているのではないだろうか? ぼくたち人間のほうが、実はネコのペットなのではないか? さて、前回ぼくたちはお金の奴隷になっているから忙しいのではないかということを考えた。 matsudama.ha…

ぼくたちはどうして忙しいのか②

あぁネコのようにのんびり生きたい。 ネコはぐうたら生きているのに、どうしてぼくたちは忙しいのだろう? matsudama.hatenablog.com 前回僕は「将来のために今を犠牲にしているから」と書いた。今回は別の視点から考えてみたい。 前回、車や電車といった交…

ぼくたちはどうして忙しいのか?①

ぼくたちは毎日が忙しい。時間がない。 僕はこれについてずっと疑問だった。どうして忙しいのだろう? 普通に考えてみれば、ぼくたちは忙しいわけがない。むしろ時間がありあまってしかたがないという状況でなければならないはずだ。 たとえば、洗濯をするに…