2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読んだ小説の感想

雪がすごくて、雪かきと読書に励む。 劉慈欣『超新星紀元』と鈴木涼美『ギフテッド』を読む。 超新星紀元 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 宇宙の彼方で星が爆発し、放射線がばらまかれ、それが地球に到達する。13歳以上の大人は染色体が複製できなくなり、数…

斎藤幸平『ゼロからの『資本論』』『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』感想

斎藤幸平著の二冊を読む。 ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書) 作者:斎藤 幸平 NHK出版 Amazon ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた (角川学芸出版単行本) 作者:斎藤 幸平 KADOKAWA Amazon 『資本論』の解説本を何冊か読んでいて、斎…

コンサート運営の単発バイトはちょうどいい

イベント派遣系のアプリに登録していて、昨日初めて、ある歌手のコンサート運営のバイトをしてきた。人手が足りなかったのか、やったことのない自分に連絡がきて、やってみようかと思った次第。 15時から22時30分の予定が、30分早く終わって22時までだった。…

平野啓一郎『ある男』感想

平野啓一郎『ある男』を読み終わった。 ある男 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon 映画のほうはすでに観ていて良い作品だったので原作も読んだ。原作も同様に、すばらしい作品だった。 なんていうか、中身がかなり詰まった作品だった。ピッチャーの投…

村上龍『共生虫』感想

村上龍の『共生虫』と合わせて『共生虫ドットコム』を読んだ。 共生虫 (村上龍電子本製作所) 作者:村上 龍 村上龍電子本製作所 Amazon 共生虫ドットコム 作者:村上 龍 講談社 Amazon 考えてはいるけれどまだ言語化できていないことを、読んだ本のなかで表現…

1月11日放送アウトデラックス観た感想

アウトデラックスを観た。 かなり久しぶりに観た。TVをザッピングしてたらやってて途中から観た。 あのちゃんがゲストで出ててTVでよく観るがいまだにどういう存在か分からない。 マツコデラックスと話してて、あのちゃんがマツコに「死に向かって歩いてる」…

少子化を加速せよ

人類がこの先も存在し続けるなら、地球環境がもたないということは明白である。SDGsや脱炭素、再生可能エネルギーなどは焼け石に水である。だから、人類が絶滅する以外に、生物が生きられる環境が維持されることはない。 人類がこの先も存在し続ければ、人間…

千と千尋の神隠しと名前

高校生のとき、英語の先生が英和辞典よりも英英辞典を使ったほうが英語力がつくと言っていた。でもそこでふと疑問に思った。ある英単語の意味が分からなくてその意味を調べたとき、その英単語をべつの英単語で説明してあるのを見たところで、その語の意味が…

浅田彰『構造と力』感想

年末年始の暇を利用して読んだ。 構造と力-記号論を超えて (中公文庫 あ 51-2) 作者:浅田 彰 中央公論新社 Amazon 名前を知ってはいたけれどずっと読んでなかった本。はじめのほうは大学の新入生向けの本なのか、なら読めそうだなと思って進めていたのだが、…