名古屋のJK・JDを見て思ったこと

4月の10日間、関東から九州まで青春18きっぷでひたすら電車旅をした。

電車に乗ってたらもちろんJKJDも乗ってくるわけだが、名古屋だけちょっとおかしいな。スカートがみな一様に短いし、ティックトックやってるのか知らんが、スマホに向かってピースしたり、ずっと髪を直したりしていた。自分の目の前に座っていた四人組の子たちは、みんな可愛く垢抜けていて、目の保養になったと言いたいが、それ以上に疲れた。

自分は基本、電車のなかではスマホを触らずずっと外の景色を見ている。名古屋行きの電車はロングシートの向かい合わせだったので、目の前に女子たちがいたことになる。だからずっと目線を上にあげていた。JKJDを見ていたら何言われるか分からないし、下手したら通報されるかもしれないと思ったから、早くこいつら降りないかなと思いながら外の景色を見ていた。

そう思っていたのはおそらく自分だけではなかった。女子たちが電車に乗ってきたとき、自分の目の前には40くらいの中年おじさんが座っていて、女子たちはおじさんを挟むようにして座った。それまでおじさんの横はべつの人が座っていて、駅についたら入れ替わるようにして女子たちが座ってきた。そしたら、おじさんの眉間にシワが寄ってじっと目を瞑っていた。すごく不機嫌そうな顔になったので、こちらは吹き出しそうになって焦った。名古屋駅の一駅前でおじさんは降りていった。駅についておじさんが立ち上がりで女子に足がぶつかり、おじさんは「すみません!大丈夫ですか!?」と謝り降りていった。名古屋では、おじさんはJKに敬語を使うんだなぁと思った。

可愛い子たちが自分の横に座ってくると普通は嬉しいと思うわけだが、実際そういう場面に出くわすと、それ以上にストレスになる。なにか粗相をしてしまうのではないかと緊張するのだ。嬉しさよりも恐怖が勝る。

これは時代のせいもあると思う。若くて可愛い子は本能的に見てしまうが、視線はハラスメントになるので制御しないといけない。理性が本能に打ち勝たないといけない時代。これってまぁしんどいわけよ。よくよく考えればめちゃくちゃなことなんだから。これは本当にストレスになるので、いっそのこと目の前に若くて可愛い子がいないほうが楽なのである。自分も中年のおじさんも、JKJDが乗ってくるまでは気楽にしていたのだ。

しかし、名古屋以外ではほとんどが素朴な感じだった。長野や三重、大阪、兵庫で見た子たちは、素朴だった。もちろん、名古屋以外でもじろじろ見たりはしていないが。