空き家対策と他拠点生活に関してのメモ

空き家対策として移住支援があって、すべての自治体がいろんな特典を打ち出してどうにかこうにか人口を増やそうとしている。

 

それは間違っていないと思うのだけど、そうするとふるさと納税みたいに過度な競争を招いて自治体は疲弊することになる。

 

日本の人口は減り続けていて、今後も減り続けるなかで、すべての自治体が少なくなっていくパイを争っている。資本主義と構図がいっしょなんですよ。

 

役場は企業と違って利益を求めなくていいけど、成果が出なければ税金も使えなくなる。

 

こういう場合は視点をずらすことが必要で、空き家対策として今後は移住支援ではなく、他拠点生活の支援をすればいいと思う。

 

他拠点生活とは読んで字のごとくで、一か所に定住するのではなく、複数の拠点を有して生活するライフスタイルのことだ。

 

複数の拠点を持っているというと、そんなん金持ちしかできんわと思いがちだけど、じつは現在流行のサブスク形式で、定額で全国に拠点を持つことできる。

 

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移住に関しての最大の懸念って、移住先の人との人間関係だと思うが、他拠点生活だったら、嫌なら別の場所に行けばいいやってなるから問題ない。気に入ったならずっとそこにいればいいわけだし。

 

他拠点生活なら、パイの奪い合いにならないし、むしろパイを拡大させることができる。定住人口は増えないかもしれないが、関係人口・交流人口は増える。空き家問題も一気に解決すると思うんだけど。だって一人が複数の家を所有できるんだから。

 

東京は今コロナが蔓延してるし、イベントも集まりづらい。

だからといって東京を離れたいかといえば離れたくないという若者は多いと思う。

他拠点生活なら、東京に拠点を持ちつつ、コロナが収まるまで田舎にいとこうみたいなことができる。コロナが収まったら東京に戻ればいい。

 

というかそもそもさぁ、400万年前から1万年前までの399万年は人類は移動生活をしていたわけですよ。一か所に定住するという考え方がおかしいわけですよ。

だからといって移動生活に戻れるわけじゃないけど、他拠点生活にすれば、定住と移動のリミックスになって温故知新じゃないですかぁ。

 

他拠点生活はメリットありまくりなわけですよ。