期日前投票に行ってやっぱり選挙は金だなと思って、その後山登って雪山の恐ろしさを知った

日曜日は仕事があるので期日前投票に行ってきた。

投票券?みたいなのを持って行って受付に渡して、まずは候補者を書く用紙をもらって参政党の議員に入れといた。参政党、ちょっと気になってたんだわ、選挙ポスターで目にして興味があった。この党も、候補者のこともほとんど知らんし、したがって何の期待もしていないが、まぁ頑張ってくれよという気持ちで清き一票を投じた。

その後、比例代表の用紙をもらって用紙を記入する台に行ったら、目の前に候補者と政党の名簿が貼ってあった。それを見ていくつかの政党の存在を初めて知った。一つしか覚えてないけど、「ごぼうの党」というのがあって「えぇこんな党あったんだ!?」と驚いた。そんなんテレビにもネットにも新聞にも載ってなかったぞ…やっぱり選挙は金使ってどんどん広報して知名度を上げてかないと勝負の土俵にすら上がれないのだなぁとしみじみ思った。最初から勝負がついてんだな。

教育でもみな平等に機会を与えられていて、テストで点とりゃ誰だっていい学校、いい大学に行けると思われているが、実際のところ東大生の親の年収は平均のはるか上である。結局金のある家は我が子に投資できるし、金のない家の子はアルバイトや家事などで勉強時間がとれなかったりするわけで、内実はまったく平等ではない。政治も、供託金を払えば誰だって立候補できるが、立候補したところで自民や公明、立憲などの既成政党とは最初からスタートラインが違うのだ。国民の多くが既成政党には何の期待もしていないが、だからといって無所属で出ても知名度がない分かなり不利である。なにもかもが結局のところ、金の問題に収斂されるようだ。そんなことを考えながら山に向かった。

 

囲炉裏を作っていたら身体がなまったので山に登る。920mの山。

今回は2度目の登山で、前回は3月に登って7合目くらいからは雪が積もっていた。7月なのでもう雪は完全に溶けていた。前回登った時、7合目から頂上に着く間に2度迷った。途中から道が分からなくなってしまった。でも今回迷うことはなかった。迷いそうなところはまったくなかった。人が歩くところは草が生えないので、ここが登山道だということが分かる。しかし雪が積もっているとそれがまったく分からなくなる。雪山の恐ろしさを知った。今回は草の生えていない一本道の登山道をただ歩いていけばそのまま頂上にたどりつけた。前回は雪の平原を歩いているような感じでどっちに進めばいいのか分からなくなることが何回もあった。同じ山の同じ登山道を歩いたのに、前回と今回ではまったく違う道を歩いていたようだ。本当に前回ちゃんと登って降りてこられてよかった。そして雪山だと登るのも降るのも圧倒的に時間がかかる。今回登り90分、下り70分かかったが、前回の雪山では登りに2時間、下りに90分かかった。前回は迷ったうえに、足がずぼずぼ雪にはまってえらい時間がかかった。今年は雪山で遭難して死んでしまう人が自分の県では多かった。夏山と冬山は同じ山でもまったく違う。本当に全くべつの山になることが今回と前回の登山でよく分かった。雪山登山は安易にしてはいけない。