ストーンオーシャン ジョジョ6部 感想

ネットフリックスを契約してジョジョ6部を一気に観た。

そういえばジョジョストーンオーシャンから見始めたんだった。ミュージック.jpで12話まで観て、その後4部ダイヤモンドは砕けないを観て、3部を観て、5部、1部、2部を観終わってから、また6部に戻ってきた。

 

エンディングとしては6部が一番良かった。

エンポリオがプッチを倒し「天国」が完成しなかったことで、べつの世界線が構築された。その世界線では、エンポリオ以外はみんな記憶がなくてお互いを知らない。徐倫は名前がアイリーンになっている。エンポリオだけはみんなを知っている。最後に、彼は泣きながら自己紹介し物語は閉じる。

なんだろうな、すごく切なく感じたな。うーん、切ないという形容もなんかちょっと違うな。なかなか胸にくるものがあった。いっしょに死闘を演じた仲間が、べつの世界線で再会するが、でもお互いを知らない。唯一死ななかったエンポリオだけがみんなを知っていて、だから涙している。物語の終わりまでのもっていきかたとしては完璧に感じた。細部に関してよく分からん部分もあったけど、全体としては大まかに分かった。5部は、そこら辺がよく分からなかったからスッキリしなかった。6部は分かった。他の優れた物語と同じように、ロスに陥っている。徐倫アナスイは結婚できたのだろうか。そもそもべつの世界線では徐倫の父親は承太郎なのか。徐倫はべつの世界線ではアイリーンという名前で、つまりジョジョではないのだ。

 

ジョジョほど物語としておかしい点があるものはない。なんで刑務所に野球のユニフォームを着たガキンチョがいるんだ。それがスタンドで隠し部屋にいて、囚人のアナスイがいたりする。エンポリオが何歳か知らないが、ヘリの運転も車の運転もエンポリオにさせるのおかしいだろ。あと、なんでみんなあんなに奇抜な恰好をしているんだ?アナスイのあのアミアミの服はなんだ?どうでもいいが、キャラクターは毎日あの恰好をしているが洗濯はどうするんだろうと思ってしまう。こうした訳のわからなさは、逆にジョジョ沼にはまるきっかけでもある。荒木先生は天才だよな。キャラの恰好、ジョジョ立ちと呼ばれるポーズ、絵柄、喋り方、スタンド、敵の倒し方、矛盾そのもの、すべてが奇抜で、毎度毎度よくこんなこと考えつくなぁと感心する。物語そのものに力があると、多少おかしな点や矛盾があっても最後まで行けてしまう。逆に、物語そのものが陳腐だと、少しでもおかしな点があると萎えてしまって途中やめにしてしまう。アクションものでも、技がインフレを起こすと矛盾が起こりやすくなる。スタンドもインフレが起こりそうなものだけど、そこら辺はかろうじて回避している印象。

 

ジョジョはアニメでしか追ってないから、早く第7部が観たいな~と思った。