厚切りジェイソンの生き様を見よ!!!

ヤフーニュースにお笑い芸人の厚切りジェイソンのインタビューが載ってて、生き方としてとても参考になったので引用。

news.yahoo.co.jp

 

彼は、投資でコツコツお金を稼ぎ、36歳にしてすでに働かなくても生きてけるほどの資産を得た。「WHY JAPANESE PEOPLE!」のかたわら投資をし、IT起業の役員を勤めてきた。

ここだけ見ると、自分も含めて投資をしない人間には、厚切りジェイソンの生き様はあまり参考にならない。べつに自分は投資に興味はないし、そもそもお金を動かして稼ぐことに労力を注ぎたいと思わない。

自分が「そうだよな、そのとおりだよな」と思ったのはむしろ支出に関する話のところ。彼はお金を稼いでいるが、だからといってブランド物を買いあさったり、高級車を乗り回したり、豪華客船で豪遊なんてこともしない。仕事場へはなるべく歩いていく。芸名の由来になった厚木にずっと住んでいた、つまり家賃も都心ほどかからない。とても質素な生活なのだ。

彼はなぜお金持ちなのか。それはもちろん稼いでいるからだが、同時に金を使わない生活をおくっているからだ。後者に関してはすべての人が参考になると思う。

彼はべつに我慢しているわけではない。ブランド物や旅行などに興味はないからお金を使わないだけの話だ。彼は見栄をはらない、承認欲求がない、だから無理してお金を使うこともない。

「日々、周りを見ていると、やりたくもない仕事を夜遅くまでやって、好きでもない相手と飲み会して、『わあ、すごいじゃん』と言わせるために、欲しくもないブランド物を買っている人が多いように思う。無理している感じが、痛々しく見えるというかね。好きなことだけ、やればいいじゃない?」

そのとおりなんだよな。

この国にはどんどん貧しい人が増えていて、それはたしかに賃金が何十年も上がっていないというせいもあるのだけど、自分の身の丈に合った暮らしをしていないからじゃない?という人もけっこういるんじゃないかな。

「お金がなければ生活に満足ができない、そう思っている人は、人と比較してるところが大きいんじゃないかな。僕は、人と比較しない。自分が満足していたら、そんな必要ないから。誰かが持っているものを、自分も持てば満足だ、それは悪循環。結局、満足してないんですよね。次のものを探して。自分の内側から満足できない人は、本当の幸せを生み出すことはできない。そこから、どうやって抜け出せるのかを考えないといけないですよね」

人間関係も今は自分に必要な人とだけ連絡をとっているという。

「幼い頃はミシガン州で育って、そのときには友達がいました。もう、まったく連絡はとってないし、どこにいるかもわからない。両親も何年も前からワシントン州に引っ越してますから。ミシガン州ワシントン州って、飛行機で6時間ですよ。アメリカって広いんです。だからたぶん、もう二度と会うことはないですよね。『こういう方針でやってます』と言ってるから、それ以上誰も踏み込んでこない。だから、面倒な人間関係は避けることができます」

財産はモノではなく、考え方。これもいい。

「財産はまず、物とか、コレクションじゃないです。考え方を大事にしたいというか。考え方と、家族との関係、僕の愛情ですかね。僕の今の生活があるのは、運の良さがあると思う。特に、芸人としての今は、運でしかない。最強ですよ。人生も仕事も、成功はただの運。いろんな種をばらまいて、芽が出始めたら、これを大事にする。機会を逃さないことも、運の強さ。ただ僕の投資法、これはただの運じゃないんですね。投資法自体は本当に地味な作業。期間が長くなると、軌道に乗る。毎日歯を磨く人が虫歯にならないのは、運じゃないですよね。それに近い感じです」

 

厚切りジェイソンは極端だから、本人が言ってるように耐えられない人が多いと思う。でも、それは厚切りジェイソンの身の丈が我々には合わないというだけの話。我々には一人一人の身の丈があって、ブランド物は興味ないけど神戸牛は週1で食べたいみたいな人もいれば、食には興味ないけど月一でハワイに行きたいみたいな人もいる。その人にあった身の丈で生活を構築すればいいのだ。問題はインスタなどのSNSに影響されて、本当は欲しくもないのに、みんな持ってるからみんなやってるからという理由で、あれこれ買ったり、どこそこに行ったりで散財してしまうことだ。そういうのは厚切りジェイソンがいうように、悪循環でキリがない。次から次へと目移りしてどこまでも満足することがない。人と比較してしまうというのはどうしてもやめられないことだけど、少しでも自分を見つめる時間を見つけ、自分は何があれば満足できるのか、自分にとって本当に必要なものは何なのかを探すことが大事なのだ。