観た映画やマンガの感想

アパホテルに泊まって『ある男』を観た。

みんないい演技するなぁと思った。にしても、窪田?さんだっけ、木こりやらボクサーやら殺人犯やら、振り幅広いけど、精神がもつんかなと心配になってしまった。

よく分からんが、どうして戸籍交換したら罪になるんだろうか?今は認知症関連で行方不明者が多いが、そういうのを悪用して年金をだまし取っとりとかあるから?

 

ザ・ファブル

素晴らしい作品だった。本当に面白い。何回も読み直している。なんでこんなに面白いのだろうか。

最終巻の9巻、ルーマーのリーダーはいろいろ見えてしまったんだろうな。佐藤に抗争の全体像を明かされて、いろいろとうんざりしてしまったようだ。帰るべきところがあるにも関わらず、それ以上に、世界にうんざりしてしまって世界を去ってしまった。リーダーが松代に、飢餓やらなんやらを語りだしたときは、あぁこんなところまで見えたのかぁと思った。それはつまり、著者である南先生にも見えているということで、この人もうんざりしてるんだろうなと思った。

どうなんだろうねぇ、何も知らずに、何も見ないまま見えないまま一生を生きるほうがやっぱり幸せなのかな。見えたところで何もできないし、どうしようもないからうんざりしてしまうのだが。すべてが陳腐に見えて、バカバカしくなる。大半の人間は、見えていないからこそ頑張れる。そっちのほうがまぁいいよね、暇つぶしになるんだから。

 

『明日私は誰かのカノジョ』

毒親の回。傷の舐めあい。面白いから読むのだが、鬱々とした気分になる。著者は、若いコの人間心理がよくわかってるんだろうな。見事である。

 

満州アヘンスクワッド』

こんなにうまくいくもんかね、と思いつつも、やっぱり面白いから読む。アヘンを吸ったラリった連中の狂気の顔。

 

にしても、マンガを読んでると日本人で良かったなと思う。日本のマンガのレベル、高すぎやしないか。自分はだいたいネットカフェで読むが、棚に所狭しと並んだ大量のマンガを見ていると、マンガ家になるって大変だなぁと思う。雑誌に連載されたり、単行本になったりなんてほんの一握りで、しかも売れるのもそこからさらにほんの一握り。しかし、マンガの世界では次から次に面白い作品が現れる。すごいことだ。マンガ界は才能がひしめいている。