10年ぶりくらいにサザエさんを観た感想

この前の日曜日に、10年ぶりかあるいはもっとぶりにサザエさんを観た。最初の、サザエさんが新潟を旅行しているところから、最後のじゃんけんまで観た。あいこだった。

約8400話くらいまで来ているようだ。はぁ、途方もない数字。一回の放送で3話、一ヶ月で12話、一年でたった144話。サザエさんは65周年だそうで、このペースでいったら2035年くらいに1万話に到達するのだろうか。脚本家はすごいなーと思った。

一話目はマスオとサザエ、タラちゃんで、デパートにネクタイを買いにいく話だった。マスオは上司に出くわしそうになって、あわてて顔を隠していた。休日に上司に会うのは嫌なのかな。

二話と三話の内容は忘れた。ナミヘイは散歩が趣味で熱中症になりかけていた。こういうのは、時代を反映しているのだろうか。

イクラちゃんは相変わらず、「バブー」と「はーい」しか言っていなかった。

ナミヘイとフネと、マスオが声変わりしていた。マスオはけっこう声変わりした印象。そういえばたまを見なかったような気がするが死んだのだろうか。

磯野家のテレビは相変わらずブラウン管テレビなのだろうか。薄型のような感じもしたがどうだろう。そういえばちびまる子ちゃん一家はテレビをよく観ている気がするが、サザエさん一家がテレビを観ている光景は思い浮かばない。サザエさん東芝の回し者だというのに?

カツオが隣の家のおばさんに「洗濯物しまい忘れてますよー」と伝え、おばさんはカツオのことをよくできたおぼっちゃんねと褒めちぎっていた。その後、カツオは家に戻って家族そろって花火を観た。おばさんが洗濯物をしまったおかげで、洗濯物にさえぎられずに花火を鑑賞することができた。カツオすごいなーと思った。花火を見るのに邪魔だから洗濯物をしまってくれって頼むよりも、しまい忘れていると言ったほうが相手も気持ちがいい。これも行動経済学でいうところのナッジなのだろうか。にしても、カツオは絶対に人生をうまく渡っていくタイプだな。

ナミヘイには「ばっかもーん!!!」と怒鳴る印象しかない。この前の日曜日も怒っていた。でも、自分に非がある場合、それをちゃんと認めてもいて偉いなと思った。ここらへんは、絶対に自分の非を認めない現実の高齢者とは違うなと思った。

サザエさんたちは、年をとらず毎年ループしているが、それでも価値観は時代に合わせてアップデートしているのだろうか。まぁそうじゃないと8400話まで続かないか。秘伝のタレといっしょで、変わらないようでいて少しずつ変わっているのだろう。だからこそ時代錯誤だなんだと炎上しないのだ。そう思うとやっぱり脚本家はすごいなーと思った。一万話の大台まで頑張って欲しい!