素人が一人で古民家を解体する④

あー疲れた。

今日はまず土壁を突いて落としていった。骨組みだけにした後、軒の野地板を外していった。昨日は、軒をどうやって解体すればいいんだろうと悩んだが、野地板を一枚一枚外していったらいけそうだなと思えてきた。

軒の野地板はかなり頑丈に打ってあって、取るのに苦労した。野地板がついている状態だと、どうしたもんかなと思うが、骨組みだけにしてしまえばいけそうだなと思える。不思議なもので、一つ一つ部材を外すと、当初はこれどうしたらいいんだろうと思うものでも、いけそうだなと思えてくる。

翻って、だいたいの物事についても、全体は複雑でも、それを一つ一つみていけば単純な要素でできていることが多いし、誰が言った言葉か忘れたが、小さなことを積み上げていった先にとんでもない偉業があるのだ。

とりあえず、できるだけ軒を片付けてしまおうとまずは腐って落ちかけていた軒をチェーンソーで垂木を切って落とした。土壁のある方も少しずつ外して行こうと思ったが、切れ味が悪くなって途中やめにした。後で目立てをしておいた。

思案していた軒もどうにかできそうだし、部屋の上は瓦と野地板をすべて外した状態までたどり着いた。

次回は、反対側の土壁を壊しトタンを外して骨組みだけにし、垂木、棟木、桁、梁を順次とっていきたい。大きな丸太が今回の解体の最難関で、どうやって丸太を処理したら危なくないのかずっと考えている。