森友事件の裁判で国が賠償金を税金で払うってどう考えてもおかしいだろ

 森友の件で赤木さんが自殺して、奥さんが裁判を起こしたわけだが、国が急に方針転換して賠償金を払って終わりにしようとしている。

 

 奥さんが「ふざけんな!」って思ったのは当然のことで、彼女が求めたのはお金ではなく、真相の究明なのだ。

 

 なのに国側は何も明らかにしようとせず、金を払って終わりにしようとした。

 

 賠償金の出どころは税金なわけで、なぜわれわれの払ったお金が賠償金に充てられなければならないのか。

 

 いや、税金を払っている国民の一人として奥さんに賠償金を払いたくないということではなく、なぜ政治家や官僚という個人が起こした犯罪の賠償金の支出をわれわれが負担しなければならないのか。理解不能である。

 

 赤木さんの奥さんが裁判中に「国っていったい何なのだろう」と自問していたが、自分にも分からない。

 

 訴えられた国というのは概念であり、概念が犯罪を起こすなんてことはありえないわけで、事件を起こしたのは当然人間である。安部か麻生か、佐川かあるいは他の人か、こういう連中が事件に関わったわけで、司法は本来そこを究明して、このクソ野郎たちに1億払わせるのが常識的な筋ではないか。

 

 あのとき忖度がどうとかって話題になったが、忖度でこういう事件が毎度毎度起こるなら、その場の空気で戦争に突き進んでいったあのときの日本と何も変わっていないし、政治家も忖度を利用して今後も似たような事件を起こすだろう。

 

 裁判所がこの件をこれで終わらせるなら、何かべつのかたちで裁判を起こしてほしい。文通費の件といい、やっぱり政治家というのは自分たちの都合のいいようにシステムを構築していることが森友の裁判を見てもよく分かる。