ゲオに行ったら、ゴールデンウイークということで新作が100円で借りられる。普段は洋画しか観ないのだが、観たいなぁと思っていた新作の『万引き家族』を借りてきた。
この作品はカンヌの映画祭でパルムドールを受賞した。
さすが著名な賞を受賞しただけあってとても面白かった。
『万引き家族』あらすじ
犯罪をとおして絆が結ばれた家族を描いた作品。
リリーフランキーや安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優などは実績のある俳優だから、演技力が高いのは分かる。
衝撃を受けたのは子役の演技だ。
僕は演技に関してはまったくの素人だけど、子役で出ている翔太役の城桧吏君と、ゆり役の佐々木みゆちゃんの演技力の高さに衝撃を受けた。
特に、佐々木みゆちゃんの演技力の高さ!
ゆりはもとの家族から虐待を受けていた。
ゆりはリリーフランキー演じる治に連れ去られ、万引きでつながる家族のもとにやって来る。最初はまったく心を開かないゆりだったが、治や安藤サクラ演じる信代から愛情を受け、少しずつ心を開いていく。家族のなかでやさしくされ受け入れられた後は明るくなっていく。
その心模様の移り変わりを彼女はちゃんと演じていた。
佐々木みゆちゃんはまだ7歳で、しかも『万引き家族』は二作目の映画出演。
なんちゅう才能のある子なんやと思わせられる。
映画の最後はこの子のシーンで終わるのだが、ラストシーンの彼女の演技がこの映画が観客に問いたいことを教えてくれるように感じた。
血縁関係よりも重たい絆があるのではないか。
こんなにも演技できる子役がいるのかぁと衝撃を受けた。
日本の映画界の未来は明るいですな。