ブログを始めて4か月、気づいたこと

 去年の暮れにブログを始めた。4か月たった。

 

 最初の3か月はほぼ毎日書き続けていた。ブログの書き方を指南している本に「誰も読んでくれなくても3か月は毎日書き続けましょう」と書いてあったからだ。

 

 しかし、4か月目に入って書く習慣が途切れ腑抜けになった。急速にモチベーションが落ちて、一週間更新しない日もあった。

 

 今思えば、ここらへんがブログをやめるかどうかの分岐点だった。

 べつに書かなくたって誰かが困るわけでないし、書き続ける必然性もない。

 そうしてブログをほったらかしにする日が続いた。

 

 久しぶりになんとなく、何の気なしに書いたら、書くのが楽しかった自分を思い出した。そうだった、自分は書くのが好きだったんだ。

 

 また、書き始めたら自分の心境が変化していることに気づいた。

 ある意味で、自己中心的な文章になっていることに気づいた。

 

 たとえば読んだ本の内容について書く時でも、自分が知識として習得したい箇所に重点を置いてまとめるようになった。本当なら、ブログを読んでくれる人の立場に立って、幅広く本の内容をまとめるべきなんだろうけど、そんなことはめんどくさくてしなくなった。

 

 以前は、読んでくれる人にとって意味のある文章を書きたいと思っていた。そのほうが、アクセス数やはてなスターは増えるだろう。でも無意識のうちにそれを、自分の重荷にしてしまっていた。

 

 今は重荷もとれて、書きたいことを書きたいように書いている。ブログの本には、書きたいように書くのはやめましょうとあったけど、そんなのは気にしない。自分のブログなのだ!

 

 書くモチベーションを保つための方法はいろいろあるのだろうけど、経験的に自己中心的になるのも一つだと思った。人のためではなく、自分のために書くのだ。

 自分の好き勝手に書けばいい。他者は二の次。

 

 読んでくれる人の立場に立って書こうとしてもなかなかうまくいかない時に、ある人が「もっと自己中心的になってみれば?」という趣旨の応援をしてくれたけど、ようやくそれが自分のものになった。ありがとう。

 

 ところで最近、よく読んでいた人たちのブログ更新が途切れている。

 もう一ヶ月以上途絶えているブログもある。

 「いっしょに書き続けましょう!」とコメントしてくれた人のブログが機能停止している。会ったことすらない人なのに、少し寂しい。また戻ってきてくれるのかな。

 いずれのブログも、僕よりはるかにいい文章を書くのにもったいないと思う。

 

 せっかくいい文章を書くのにブログ更新が途絶えてしまう人たちを見ていると、「継続は力なり」という言葉の重さがよく分かる。

 

 ブログに限らず、あらゆる分野で大事なことは、結局続けることなのだ。