どんなに不便でもスマホは持ちたくないなと思った一日だった

 今日メルカリで出品していたスギナ茶が売れたからヤマトに持ってった。

 

 自分はウェブでメルカリをやっていて、受付番号とパスワードをひかえて行った。

 

 営業所で番号を打ち込んだら、端末にエラーの表示が出て、もう一回入力したら紙が印刷されていないのに「すでに印刷されています」と出たので、仕方なくヤマトの人に事情を説明した。

 

 「そしたら問い合わせ番号を教えてください」と言われたのだが、分からないので家に戻ってパソコンで確認する羽目になった。

 

 「スマホ持ってればその場で確認できたのになぁ」とイライラしたのだが、持ってないので仕方ない。

 

 あぁめんどくせぇな!と思って家に戻った。

 

 結局、無事に発送できて家路についた。

 

 もしスマホがあれば、わざわざ家に戻って確認する手間が省けたわけだが、今回のようなスマホがあれば無駄にしなかった時間と、日常で人々がスマホのせいで無駄にしている時間を天秤にかけると、後者のほうが圧倒的に大きいよなと思いなおした。

 

 最近哲学者のマルクス・ガブリエルが、日本人はスマホに支配されていると指摘する記事がヤフーニュースに出ていたのを思い出した。

 

 駅や電車のなかで、周りを見渡すとほぼ全員がスマホに目を落としているのを見かけるが、スマホを所有していない自分からすると、ああいう光景は本当に不気味で気持ち悪いと感じるし、この不気味さの一員には加わりたくないと強く思う。

 

 どんなに不便でもやっぱりスマホはいらないと思った一日だった。