山を購入する際にどのような山を選べばよいのか、山の手に入れ方

 

 

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 僕はつい最近、山が欲しくなって田舎へ帰ってきた。

 

 プロフィールにあるように、山を持って間伐してその木を使ってログハウスを建てたい。鴨長明のように、小屋を建ててそこで楽器をやりたい。ときどき働いてあとは山でゆっくり過ごしたい。そう思ったのだ。

 

 で、山をどうやって手に入れるのかという話だが、「山 購入」で検索すると、山林バンクというサイトがヒットする。https://sanrinbank.jp/

 このサイトでは多くの山林が扱われているのだが、いかんせん値段が高すぎる。

 お金がある人なら、このサイト経由でサクッと手に入れてしまえばいいが、僕は予算が30万ほどなので手が出せない。

 

だから林業畑を歩んできたプロに、山の手に入れ方の手順をきいた。

 

その一 自分の足を使って欲しい山の候補地を探す

 

まずはどこに山が欲しいのか、それを地道に探そう。

山で何がしたいかを考えて、自分の用途に合った場所を何か所かピックアップする。

 

たとえば僕の場合、間伐した木でログハウスとサウナ小屋をつくりたい。

できればそこで自伐型林業(自分の山で木を伐採しその木を市場に出荷すること)もしたい。

 

 こういう話を林業のプロにしたら、どういう条件の山がいいか教えてくれた。

・山は南向きがベスト。なぜなら太陽光が当たるから

 南向きがなければ東、その次は西。北向きは避けるべし

 

・近所に民家がないほうがいい。裏山はなるべく避ける

 近所に家があると何かとトラブルが起きがちなので

 

・平地がある山がおススメ

 何か作業する場合、平地があれば作業がしやすいし、道具もそこに置いておけるから

 

とにかく大事なことはゆっくり焦らず探すこと。

いろいろ見て回って候補地を決めること。

 

 

その二 候補地が見つかったら近くの民家を訪ねて交渉

 

民家を訪ねて話をする。

所有者がその民家の人なら直接交渉する。

もちろん場所によるが、だいたい300坪で5~10万円が相場らしい。

ここが一番大変なところで、その土地に縁のない人は信頼関係がないから、交渉はうまく進まない。

そういう場合は、山の手伝いをしながら信頼関係を構築していったり、森林組合に相談したりするといいようだ。

 

 

その三 交渉がうまく済めば登記手続きに入る

 

自分で書類を用意して登記してもよいが、手間がかかるので行政書士や不動産に頼む。

5~10万で引き受けてくれる。これで山を手に入れることができた!

 

 

まとめ

 

山をゲットするというのは、建物や通常の土地とは違って大変なようだ。

相場はあってないようなものだから山師にふっかけられないようにしなければならない。

何より大事なのは地元の人間との信頼関係。焦らずゆっくり関係を構築することが大切。