仕事についての雑感

今日起きたら10時だったので、面倒くさくて仕事は休みにした。倉庫の内装は急いでないらしいし、竹やぶの間伐も雨が降っているから行きたくない。明日行くことにして今日はだらだらしている。

あーいつまでもこんな働き方ができたらいいなと思っている。自分のペースで、一人で黙々とできる仕事。自分の性に合っている。

世の中のほとんどの人が働きたくないと思っているが、自分が思うに、働きたくないわけではないと思う。自分に合う仕事であれば、定年とか関係なく死ぬまで働きたい人もけっこういるんじゃないかな。

この、自分に合うというのが難しい。就活で自己分析をさせられるが、20そこらでアルバイトしか経験のない若造が自分のことを分かっているとは思えない。というか、仕事をやっていて、この仕事、自分に合うなということが分かってきたりする。自分は30すぎてやっと、一人でコツコツと、それも工場のような定型の仕事ではなく頭と身体を使う肉体労働するのが好きだし合っていると分かった。一方、他人と何かを作り上げたり協力して仕事をするのが苦手だと理解した。

最近世間で8時間労働の長さについて不満がよく言われている。個人的に、6時間くらいが一番いい。最近は陽が暮れるのが遅いのもあるから、10時30〜17時30とか11時〜18時の6時間で作業している。やる気がある日は7時間くらいやる日もあるし、だるい日は4時間とか5時間くらいでやめる。8時間は長すぎる。自分は会社勤めしてないから定年なんてないし、生きていればべつに70でも80でも仕事してるかもしれない。

世間の人は、竹やぶの整備なんて金をもらってもやりたくないだろうが、自分は楽しんでやれる。枯れた竹をかき集めて火で一気に燃やし尽くすのは楽しい。一人で黙々と、あれをやってこれをやってと段取り組んで、工夫して作業するのが楽しい。頭が勝手に回り始める。それでも、一日にやって5時間くらいだし、集中力が切れたらやめにする。危ない仕事でもあるからそれでいい。

おそらく日本人は働くのがあまりにも下手なんだと思われる。人生の大半が仕事に費やされるのに、どうしてもっと柔軟にできないのだろうか。勉強も同じで、本来的に学ぶことは楽しいはずなのに、いやいやするものになっている。子どもにとっては勉強が、大人にとっては仕事が人生の大半を占めているのに、本来は楽しめるはずのものを、なぜかいやいやさせられるものにしてしまっている。なぜこんなことが起こるのだろう?

たぶん、一律に法律なり制度で縛ってしまうからだろう。それは仕方ないといえば仕方ないことだが、うーん、そうするから仕事が苦痛なものになってしまう。

進撃の巨人のアニメの制作裏をオードリーの番組で観たが、監督の目のクマがヤバかった。おそらくあまり睡眠をとっていないのだろう。それぐらい仕事をしている。労働時間を考えれば法律的にアウトだろうが、監督のその仕事があの素晴らしい作品を生んだわけだし、それが世界中で観られる要因ではあった。もし、労働時間がガチガチに規制されていたらあれほどの作品は生まれなかったと思う。

半沢直樹も、架空の人物ではあるけど、普通に深夜まで仕事している。それでもそれが、結果的に視聴者の心をつかんだ。悪いことをする上司を糾弾するために、あれだけ仕事しないといけなかったわけだから。

もちろん、誰もが半沢直樹みたいに働いていたらそのなかのいくらかは確実に過労死するから労働時間の規制をしないといけないけど、いろんな規制をされるからロボットみたいな働き方をしないといけなくなる。顕著なのは学校教師だろうか。