水風呂を作りました。
サウナは水風呂がないとダメですからね。
スタイロフォームというのは断熱材のことで、サウナ小屋を作った際に余ったものを使用しました。
水風呂の作り方はいたってシンプルで、スタイロフォームにモルタルを塗るだけです。
小学生の夏休みの工作レベルかってくらい適当に作ったんですが、今のところとりあえず水風呂としての機能をはたしてくれています。
適当な大きさにカットし、テープでくっつけます。
排水口を取り付ける箇所に穴をあけます。
ブロックを置き、コンパネをのせます。
水平なんて測っていません。適当です。
あとで気が付きましたが、水平を測っていないとめんどくさいことになります。
水面をよく見てください。奥に向かって傾いていることが分かります。
水平を測らず作ったせいで問題が発生しました。
排水する際に排水口に向かって水が流れていかないのです!
で、一部に水がたまってしまうのですが、そこにボウフラが湧いてめんどくさいです。
ここで一般の風呂の偉大さに気付きました。
一般の風呂桶ってちゃんと水が排水口に流れていくように微妙に傾斜がつけてあるんですよね。DIYだと排水口に向かって流れていくようにモルタルを塗らないといけないのが難しかったです。というかそういうふうに塗れませんでした。そもそも傾いているわけですから。
話が逸れますが、DIYすると何がいいかってシステムを自分の手で作り上げることで仕組みが分かるようになるんです。今回だと、風呂桶の床は完全に水平なものではなく、排水口に向かって微妙に傾斜がついていることが分かりました。昔と違って今は、金さえ出せば自分は何もしなくても物事が勝手に進んでいきます。日常がスムースに運営されているあいだはいいですが、災害が起こってシステムが機能不全になると途端に弱体化した自分が立ち現れます。僕はそういうときに右往左往しないタフな人間でありたいので、なるべく自分で物事を運営できるよう訓練しています。
スタイロフォームで型枠を作ったら、あとはひたすらそこにモルタルを塗っていきました。モルタルを塗って固まったら再び塗るという作業を4回繰り返しました。
最初はへなへなだったのが、塗るたびに強度を増していきました。3回目までは、パーライトを加えてかさ増ししたものを塗っていたんですが、パーライト込みのやつだと固まった際に、ぼこぼこになって体に当たると痛いので、最後はモルタルのみのやつを塗って表面をできるだけなめらかにしました。
塗りおわったら排水口のパイプを切断し、ゴム栓をとりつけました。
これで完成です。
サウナのあとに、水風呂に入って桜と街並みを眺められるのは最高ですね。
夜だと見上げれば、満点の星空が楽しめます。田舎の特権ですね。ちなみにうちの県の知事は、自らの県を星取県って呼んでます。
僕は水さえためればいいのですが、仲間はやっぱり温かい露天風呂に入りたいらしく、この風呂の横に薪ボイラーをつくる予定です。この二本の管を薪ボイラーにつないで温水を風呂桶に流し込む仕様にします。