バイオリンへの想いが募っていく日々

 きっかけが何だったか忘れたけど、バイオリンを弾きたい想いが日々募っている。

 今日は近所のホールで無料のクラシックコンサートがあったので行ってきた。ずっとバイオリン奏者の手の動きを見ていた。

 

 映画もバイオリン奏者が出ているものを観ている。

オーケストラ・クラス(字幕版)
 

 

 プロのバイオリニストが悪ガキどもにバイオリンを教えて、最終的にコンサートで『シェエラザード』を披露するというお話。文部科学省も推薦している一本。

 それまでバイオリンを触ったことのない子どもたちが一年で『シェエラザード』を弾きこなしている。一年で弾けるようになるものなんだろうか。

 

 YouTubeでもバイオリンの動画をよく漁ってみている。


Wake Me Up - Avicii (violin/cello/bass cover) - Simply Three

 

これとかもう100回以上観てる。

ちなみにバイオリンを弾いてる人は日本人で、五嶋龍さん。

 

 僕は小学校や中学校のとき、音楽は5段階評価の2とか3で平凡以下だった。

 でもこつこつやったら人並みくらいに弾けそうな気がする。

 

 村上春樹の『海辺のカフカ』で、ネコと話せるおじいちゃんを四国に連れていくトラックのお兄ちゃんがいたんだけど、彼はそれまでまったく興味のなかったクラシックを突然深く味わえるようになる。たしかそんなシーンがあった。

 僕は『海辺のカフカ』は、ご都合主義な感じがしてあんまり好きな作品じゃないんだけど、そのシーンに深く共感したのをよく覚えている。「やる気スイッチ君のはどこにあるんだろう~♪」じゃないけど、人間って突然確変することがあるのだ。今まで眠っていた才能ややる気が、ふとした拍子に突然開花することってよくあると思う。

 

 僕はそんな感じで、突然バイオリンのやる気スイッチが入ったのだった。

 死ぬ間際に「あーあのときバイオリン始めときゃよかったなぁ」なんて思いたくないから、今度バイオリン買ってくる。10年くらいかけて人並みに弾けるようになりたい。