やっぱりプロはすごいなと思った日

今日は変な夢を見た。病院の廊下?のような、白くて陽がさした空間にいた。中学生に平身低頭した自分がいた。なにか謝っていたと思うが、目が覚めたあとなぜ謝っていたのかは忘れた。中学生に謝ったあと、小中高の同級生がいた。秀才の彼は、国立大学の医学部を出て医者をやっている。真面目な彼は真面目な顔で、おれは着替えながらヤるのが性癖なんだと言いながら近寄ってきた。現実の彼の性癖は知らないし、彼はおそらくゲイでもない。なぜ夢の中でそんなふうに再生されたのか、よく分からない。

軽い頭痛を抱えながら目が覚め、その後着替えて赤福を一つ食べ、ジモティの取り引きに向かう。終わった後、ペイペイで10%割引をやっているモスバーガーに行く。昼にはまだ早い時間なのに、けっこう人がいた。バーベキューフォカッチャとテリヤキバーガー、アイスコーヒーを頼む。熱々のバーガーが運ばれてきた。マクドナルドもケンタッキーも、いつもぬるいんだよな。やっぱりモスが一番いい。その後、県立図書館に行って、村西とおる関連の本と文化人類学の本、大工道具に関する本を借りる。我ながら借りる本のジャンルが歪だなと思う。

一時すぎに図書館を出て市の文化ホールへ行く。バイオリンとヴィオラ、チェロの四重奏のコンサートがワンコインで聴けるのだ。そういえば、初めてお金を出してコンサートを聞きにいった。

一時間はあっという間だった。自分は普段クラシックなんて全く聞かない。が、本当に、うわープロってやっぱりすげえ!!!と思った。美しいと思った。自分もたまにバイオリンを趣味で弾いているから、どれだけプロがすごいか分かる。あー本当にすごいなと。肌がゾワゾワした。たったワンコインというのが、申し訳なく思うくらいの凄さ。そして、弾く人間がすごければクラシックってすごく聴き応えがあるんだなと思った。あー本当にすごいよ。

今はユーチューブでプロの演奏さえタダで聴ける時代だが、金を払ってでも生を聴きにいくべきだと思った。芸術の秋だからかもしれんが、バイオリンやオーケストラのコンサートが立て続けに開催される。それは何千円か払うのだが、それだけ払う価値があるわ。

会場はけっこう人が入っていて、子ども連れの親もいた。幼いうちからプロの演奏に親が連れて行ってくれるというのは羨ましい限りだ。うちはそういう教養が全くない、音楽にも読書にも全く触れない家系だった。

プロってのはやっぱりプロだからか、演奏中もすごく余裕があった。ミスったらどうしようとか思わないのだろうか。あと、演奏と演奏の間、自己紹介とか曲の紹介とかもするのだが、ユーモアたっぷりにトークしてて、自分はあがり症だからすごいなと思った。単にしゃべるだけでなくジョークも交えながら喋っていた。しかもさぁ、みんなかっこいいんだよな。音楽する人間ってやっぱり品があるよなぁ、特にクラシックの人たちは。

コンサートも終わりとても充実した気分で散歩した。人間の生み出した文化はすごいなと思う反面、この文化というものが自然をぶっ壊してきたわけで相反する複雑な気持ちになった。文化というのは耕す、カルチャーなわけで、結局耕しはじめたから地球が壊れはじめ、耕したから様々な素晴らしい文化が生まれたのだ。そういうことを考えながら散歩し家路についた。