年末年始に読んだ本やマンガ

楽天で投資会社の動画を見たら500円くれるというので見た。ニーサで投資しましょう、年利50%でいけば、億稼げます、スクールに入会!みたいな内容。スクールに入る気はないが投資に興味はわいたので勉強することにした。ニーサのこともあまりよく分からないレベルなのでそこから勉強する。

ニーサは少額非課税投資制度のことで、投資して儲けた利益は本来20%の税金がかかるが、ニーサではかからない。24年からはさらに新しくなって、つみたて投資枠は年間で120万、成長投資枠で年間240万投資できるようになった。合計で1800万までニーサで投資できる。

銀行でも証券会社でもいいが、楽天証券SBI証券といったネット証券がオススメ。手数料が少ないし、扱う投資先も充実しているから。口座を開設したら投資できるようになる。

どこに投資したらいいのか。

初心者ならだんぜん信託をオススメする。信託というのは信じて託すということで、自分の資金をプロにおまかせしてかわりに運用してもらうこと。いろんな信託会社があって、会社はアメリカや他先進国、新興国などの様々な企業に分散して投資している。ニーサのつみたて投資枠では、安心して投資できる投資先をあらかじめ絞ってくれているので、あとは自分の好みに応じて投資すればいい。

選ぶポイントとしては、

・インデックス型という指数に連動する形で運用するところを選ぶこと

・利益を再投資し続ける投資型を選ぶこと

・純資産が増え続けている投資先を選ぶこと

・信託にかかる手数料が安いところを選ぶこと

・買い時は気にせず、毎月同じ間隔で投資し続けること

こういったことを念頭に置いて、自分の懐と相談しながら、長期にわたってコツコツと投資し続ける。

ということで、自分は、eMAXIS slim全世界型に毎月一万円で積立することにした。

 

桐谷さんの株主優待は、株主優待に関する本というより、桐谷さんの話だった。とはいえ、優待生活を目論むのは初心者にはオススメできないというのが他三冊の本で分かった。優待や分配金よりも、利益を再投資して複利を得ることのほうが重要。慣れていって、勉強して、プロにまかせるのではななく自分でやってみようという人がやるのならいいかもしれない。

 

物価が今後も上がり続けることを考えれば、貯金よりも投資をせざるをえない。元金割れするリスクはあるが、貯金は元金割れしている状態と変わらないわけで、それなら投資するほうがいい。コツコツと毎月少額でもどこかに信託しておく設定にしておけば、あとはほったらかしでいい。

 

話題の本。これはなかなかよかった。中学生とか高校生くらいが読むとその先の人生に生きてくると思う。小説なので分かりやすいし、お金というものがどのように機能しているか、お金とはなにかを本質的に考えられる。

素晴らしい本なんだけど、捻くれている自分からしたら、これは社会という枠組みのなかで閉じてしまっているからうーんとなる。

いや、素晴らしい本なのだ。だけど、社会がどんなにきれいに機能しても、システム自体が自然環境を破壊しているという前提をどうにかしないと、愛だのなんだのといっても社会が機能しなくなる。結局すべてがきれい事になってしまう。

 

このシリーズはハズレがない。この本も面白かった。

消費者金融に頼る人間はどうしてもクズだというイメージがある。本のなかに出てくる人間はやっぱりクズだなーと思う一方で、否応なしにそうならざるをえない人もいて、どうしようもない状態になって自殺してしまう人もいる。

にしても、こんな底辺にも、コンプライアンスの波が押し寄せているのは面白い。借主に返済を迫るとき怒鳴りつけていたのができなくなり、逆に借主のほうが横柄な態度をとったりしている。

皮肉なのが、貸す側の筆者も借金して頭がまわらなくなり、家を手放してしまうところ。借金してどうしようもなくなると自己破産しかないのかと思っていたが、任意整理や破産、個人再生、特定調停などいろいろあるのは勉強になった。

 

本編のほうではただのクズにしか見えないが、外出録のハンチョウは本当に魅力的!

にしても、こんなにやり手で、生活を楽しく生きているハンチョウは、一体何をして地下に堕ちてしまったのだろう?

普段地下で過酷な労働をしているから、地上に出た一日が輝く。うらやましいようなうらやましくないような生活を送っている。

作者の福本伸行は本当にすごい。本編のヒリヒリ感もいいし、こっちの日常?編も面白い。