あぁ、案の定朝起きたら体中が痛かった。
昨日の発掘作業のせいで全身筋肉痛だ。
強烈な筋肉痛であった。特に肩回りと股関節から太ももにかけてがひどい。
僕はわりと体力には自信があって、40キロ歩こうが、100キロ自転車をこごうが全くへばらないし、筋肉痛にもならない。
だけど、昨日一日中土を掘ってたら、全身筋肉痛になった。
発掘作業というのは、大変な仕事なのだ。
朝現場に着いて、しっかりストレッチしていたら、ベテランのおじさんが
「どうしたの?ストレッチなんかして」と聞いてきたので、
「筋肉痛です」と答えた。
そしたら、「筋肉痛は二度やってくるよ」と教えてくれた。
なんか、郵便配達員は二度ベルを鳴らす、みたいな言い草でちょっとおかしかった。
二度目の筋肉痛を覚悟しておこう。
ところで、僕の行っている現場の発掘作業員は、僕以外はおそらく50代から60代くらいの人ばかりだ。
でも、僕以上にガツガツ土を掘っている。
現場リーダーに「みなさんめちゃくちゃタフですねぇ」と言ったら、
「まぁみんな10年以上やっている人ばかりだよ~」と教えてくれた。
10年も土を掘るとかすごい。
発掘作業員のイメージは、カイジの地下帝国での労働みたいな感じ。
本当にきつい。
最近地球温暖化のせいで熱中症になる人が増えているけど、彼らの辞書に「熱中症」の言葉はあるのだろうか。炎天下のなか、発掘作業員は一日中、ツルハシでごつごつ土を掘っている。
でも、見かたによっては、すごく健康になれる仕事でもあるのかなとも思った。
みんなやっぱりガタイがいいのだ。
それにくたくたになるので、家に帰って飯食って風呂入ったらもう寝る。
で、早起きする。
一日中座って仕事をするデスクワークよりも、一日中土を掘っているほうが健康的だと思う。
あと、これだけハードな仕事をやってると、ビールがめちゃくちゃにうまい。
明日も頑張って土を掘ろう。