あぁまた汗疱になった。
本当に憂鬱だ。何が一番憂鬱かというと、変な汁のせいで足が臭いのだ。見た目も気持ち悪いし。
これになったのは2015年夏だった。
あのときは家にこもってひたすら本を読んでいると、自律神経がおかしくなったのか体調が本当にやばくなった。
微熱が続いて身体がだるいし、唇はただれるし、背中がひたすらかゆいし、目やにがひどくて充血する。そして、足が汗疱でグロテスクな見た目になった。
はじめ、足のへりに小さな水膨れができた。なんかかゆいなーと思っていじっていると、次の日ぼこぼこ水膨れみたいなものができて見た目が気持ち悪くなった。歩きづらいのでつぶすのだが、水をぬいても内側から補充されてすぐに元通りになった。そのときはまだ汗みたいな透明な水が出てくるだけで臭くはなかった。
それがやがて膿?みたいなものを含むようになって、水膨れは透明な液体から茶色の液体を含むようになった。最初は足のへりだけだったのが、小指から足の裏の一部にまで範囲が拡がっていった。目をこらしてみると、足の内部に無数の水泡ができていて、鳥肌がたった。あぁ気持ち悪い!!!
風呂に長時間浸かっていると、ふやけて乳白色のしわしわした肌になるが、汗疱も見た目はそんな感じになる。この状態までくると、汗疱状湿疹と言われるようだ。水膨れが破れて、茶色い液体が出てくる。これは膿なのだろうか。これがまた独特の臭いを放って臭いのである。
水泡が破れ皮膚が破けると、その下に赤くてかてかした皮膚が現れる。ティッシュを当ててみると血はつかないが、茶色というか黄色の汁がつく。これが臭いのもとでくさい。ガーゼをまくのだがそれでは追いつかないほど、たらたら流れるので靴下に染みてくる。そして靴にも染みてくる。ティッシュをぐるぐる巻きにあてがうが、それでも染みてきてやっぱり靴下に染みる。これが本当に憂鬱なのだ。あのときは見た目が本当にヤバくて足が腐ったんじゃないかと思った。ふやけた皮が破けて赤黒い内側の皮膚がむきだしになっていた。
今回の汗疱は5年前ほどひどくはないのだが、それでも気持ち悪い。
ガーゼをまいてその上にティッシュをぐるぐる巻きにしているが、それをも通過して靴下にまで染みている。臭い。しかも最初は小指だけだったのが、薬指の下に大きな水泡ができて歩くと痛痒い。朝昼晩、ガーゼとティッシュを交換している。
皮膚科に行きたいが、コロナ問題があるので控えている。
最初オロナイン軟膏をつけていたが全く効果がなく、次に紫雲膏という漢方を塗ったがやはり効果がなく、今は知り合いが持っていたVG軟膏をつけている。効果があるのか分からないが、水泡が破けて露出していた赤い皮膚の部分はピンク色のお肌に変わった。乳白色の部分は変化がない。
汗疱になる原因は現代医療でもよく分からないらしい。
汗腺という汗を出す管がつまって炎症が起こるらしいのだが、いろいろ調べると汗をかきやすい人がなると書いてあるサイトもあれば、汗をかきにくい人がなると書いてあるサイトもあってよく分からない。金属を身に着けているのもよくないとあるが、自分はそういう類のものは一切身に着けないし。
前回は皮膚科に処方してもらった塗り薬をひたすらぬって治るのに1か月くらいかかった。
あのときは全体的に体調が悪かったのでなったと思うが、今回はよく分からない。体調はいいし、体力もあのころよりはるかにある。強いていえば、3月から4月にかけて寒暖の差が激しく、しもやけみたいな状態になっていたからかもしれない。小指のあたりがしもやけみたいな状態になってかゆかったので、掻いたりこすったりしていたら水泡ができて、すぐに大きな水膨れができた。その後水膨れが破れて臭い汁が出だした。まさかまたなるとは思わなかった。
しばらくVG軟膏をぬってよくならなかったら、皮膚科に行こうと思う。