副業を始めたら案の定、灰色の男たちがやってきた

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 三月にニートになった。

 ニートといえども、お金がなければ生きていけない。

 しかし満員電車に揺られて会社に行くのは絶対に嫌なので、いろいろな副業を掛け合わせて収入を得ることにした。

 

 まずよく聞く副業を探した。

 

1 いろいろな副業 

 

並び屋⇒行列に並んでいるだけでお金がもらえる仕事

 

 僕は関西に住んでいるので仕事はあると思ったんだが、大阪や神戸あたりですら並び屋の仕事はない。

 これ、東京あたりしか仕事がないんじゃないか?いや、東京でもあまりないんじゃないか。

 おいしい仕事やなと思っていたのに・・・。

 

クラウドワークス⇒ネット上で完結する仕事

 

 僕には技術がないので初心者でもできる仕事を探した。

 アンケートに答えるとかリライトの仕事をした。今のところ月3000円くらいのレベル。だめだこりゃ。

 

治験⇒自分を薬の実験台にする仕事

 

 これは割りがいい。三日で8000円入ってきた。ただ、関西には案件が少ない。ほとんどが東京に集中している。

 

覆面調査員⇒お店の清潔度とか接客を調査する仕事

 

https://www2.ms-r.com/MSR/MonitorNew/index.asp

 けっこう調査項目があってわずらわしい。でも報酬と合わせればタダ飯が食える上にお金になる。副業としてはいい。

 

ポイントサイト⇒アンケートやらなんやら答えるサイト

 

 一番おススメされているモッピーに登録した

http://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=VnwYe1ba

▼ さあ!今すぐお小遣い貯めちゃおう ▼
モッピー!お金がたまるポイントサイト

 

ゲームしたり、アンケートに答えるだけでポイントがもらえるのはいい。

しかも、こうやって登録したり、バナーを貼るだけでポイントがもらえる。

今なら会員登録しただけで1100ポイントもらえるらしい。うらやましいですな。

 

しかし僕はこのサイトを通じていろいろなポイントサイトに会員登録してしまった。

僕のブックマークはポイントサイトだらけになっている。

 

2 灰色の男たちがやってきた

 

 以前ブログで書いた僕の危惧は当たってしまった。

 

matsudama.hatenablog.com

 

 副業を始めることで、プライベートと仕事が混濁する。

 灰色の男とは、ミヒャエル・エンデが書いた児童文学『モモ』に出てくる時間どろぼうのこと。

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 

 時間どろぼうは人々に「今時間を貯蓄すれば将来もっとたくさんの時間が手に入る」ともちかけ、時間を奪っていく。

 そうして時間を奪われた人たちは、せかせかし忙しい毎日を送るようになる。

 何に対してもイライラし始める。

 

 副業を始めたら、僕もせかせかし始めた。

 僕の膨大な時間のなかに、灰色の男が侵入してきたのである。

 せっかくニートになって時間がたくさん手に入ったのに、お金は必要だと思って副業を始めたらお金のことばかり考え始めた。

 それでいろいろなポイントサイトを堂々巡りし、わずかばかりのポイントをせこせこと稼いでいる。あぁ全然儲からんなぁと思いながら。

 

 

 あかんなぁ。

 これならアルバイトをしているほうがよっぽどいい。

 

 ニートになったのだから、もっとゆっくり穏やかに生きたい。

 お金は必要だが、お金の奴隷になってはいけない。