創造性を搾取する時代が訪れる

 

 有名ブログちきりんの日記によれば、時代の大きな変わり目が訪れているようだ。

 ちきりんさんによれば、これからは大学の博士課程レベルの専門知識を有している人か、時代の波にさきがけて新たな価値観を認知できる人でないと生き残っていけないようだ。

 

 人類は大きな時代の変わり目に突入している。

 ちきりんさんによれば、これからは「思考の時代」らしい。自分で考えて動き出せる人のみが生きていける。

 これについては多くの人が言っているし、僕も含めてみんなそうだろうと思っているだろう。言葉を変えれば、これから生き残っていけるのは創造的な人だといえる。

 

 誰だったのか忘れたけど、アメリカの哲学者だったか、経済学者だったかが、これからは創造性が搾取される時代になると言っていた。

 資本主義の時代は、マルクスが言うように労働力が搾取される。

 でもこれからは創造性が搾取されるようになる。

 というのも、AIが、これまで人間がやってきた仕事を担うようになることで、人間はAIができない仕事をする(せざるを得ない)ようになるからだ。芸術や作曲、小説など創造性が求められる仕事のみ、人間が従事するようになる。

 

 このことはちきりんさんの言っていることと、非常に親和している。というか同じことを言っている。結局、創造的な思考や行為ができる人でないと生き残っていけないのだ。いやおうなしに人は創造的にならなければいけないし、これからはその創造性が搾取されていくことになる。

 

 

 国家や企業は人間の創造性を搾取するわけだけど、合理的に搾取するようになる。

 これは僕がこの前見た夢とリンクしている。

matsudama.hatenablog.com

 

 あと十年くらいしていると、人間はドリームハックするようになるはずだ。

 パソコンやスマホなしに、世界中の人間が脳でつながっている。脳が直接インターネットにつながる時代が訪れる。

 創造の源泉は、夢だと思うのだけど、その夢をハッキングして事業に活かす企業が出てくるだろう。それはおそらくGAFAが担うようになる。

 

 このような時代が個人にとっていい時代なのか、よくない時代なのか分からないけれど、時代の大きな変わり目に立ち会えるのは幸運なことなのかもしれない。