怒鳴られるのも案外いいことなのかもしれない

 昨日、先生のやっていることに対して「僕はそれがすごく排他的な行為に思える」と言ったらすごい剣幕で怒鳴られた。

 昨日えらく怒鳴られたことで、僕は今日非常に憂鬱な気分になった。仕事中も憂鬱な気分でしんどくなったので、帰って自分の気持ちを伝えることにした。

 

 「おー今日はずいぶん早いね」

 「なんか憂鬱でしんどいので帰ってきました」

 「あぁ昨日のことをひきずってるんだね」

 「・・・正直言うと、ここにいたい気持ちと、もうここにいたくない気持ちがせめぎ合ってます。昨日のももちろんあるんですけど、日常的に、僕に対する態度がきついし、とても威圧的でしんどい。何度もしんどいって言ってるのに、それを言われる私の気持ちを考えろと言われたら、もう我慢するしかないじゃないですか。あと、仏師さんに対する態度と僕に対する態度がまったく違う。仏師さんの、誰に対しても同じ態度で接する姿を見ていると、この人はとても信頼できる人だと思いますけど、先生のあぁいう、人によって態度を変えるのを見ていると、先生のことは信用できなくなる」

 

 日常的にきつい態度をとられてフラストレーションがたまっていたけど、昨日の件で、このままでは自分の精神がもたないと思って自分の心境を伝えることにした。そしたらだいぶすっきりした。

 

 それからまた仕事に戻って歩いていると、ふと地元に戻って自分の山を持ちたいと思うようになった。サウナ小屋も自分の山で建てたらいいかなと思った。そのほうが自分の好きなようにできる。あと1年くらいここにいてさまざまな技術を学んで、地元に戻って自分のやりたいことを自分の山でやる。そうしようと思った。

 

 怒鳴られたことで自分の気持ちを吐き出せて、自分が今後どうしたいのか具体的に考えることができた。怒鳴られるのもいいことなのかもしれないと思った。